上映作品


トーキョーノーザンライツ北欧映画傑作選
しあわせな孤独
■ 原題:Elsker dig for evigt / 英題:OPEN HEARTS
■ 監督:スサンネ・ビア
■ 出演:ソニア・リクター / マッツ・ミケルセン / ニコライ・リー・コース
■ 2002年 デンマーク ■ 113min ■ 言語:Danish
【受賞】
2003年 デンマーク アカデミー賞・最優秀作品賞&最優秀助演男優賞&最優秀助演女優賞
2002年 トロント国際映画祭・国際批評家連盟賞
ストーリー
セシリとヨアヒムは婚約したばかりのある日、ヨアヒムが交通事故に遭い、半身不随となってしまう。絶望したヨアヒムは、献身的に介護しようとするセシリを遠ざけるようになる。セシリは傷つきながらもそんな彼を愛していたが、加害者の夫で、ヨアヒムの入院先の医師ニルスに慰められるうち、しだいにその優しさに惹かれる始める…。
作品紹介
『ある愛の風景』が『マイ・ブラザー』としてハリウッドでリメイクされたり、先日行われた第68回ゴールデングローブ賞で最新作が最優秀外国語映画賞に輝くなど、近年その活躍が世界的にも注目されているスザンネ・ビア監督による大人のラブストーリー。“ドグマ95”の手法を取り入れ、男女間の心の触れ合いやすれ違いを繊細に、かつ鋭く描き、愛と孤独を見つめる。
夫婦ならば死が二人を分かつまで、共に歩み続けることが前提になるだろう。でも、恋人同士と夫婦とでは拘束力が違ってくるもの。婚約をしたばかりの恋人たちは、お互いに対してどの程度の拘束力があるのか。事故で半身不随になってしまったヨアヒムと彼の婚約者のセシリ。若い二人に突き付けられた究極の選択。一方、家族を守ろうとする事故の加害者と、セシリとの恋に溺れるその夫。拘束力があるはずの夫婦間に迫られる選択。複雑な人間模様の中で、もがきながらもそれぞれの道を選んでいく。
男性と女性とで感じ方が大きく違いそうな本作。個人的にはデート向きだと思うのですがいかがでしょうか。 (細川)