ART

 映画以外にも盛りだくさん、北欧発の優れモノ。北欧映画の1週間に先がけてお送りするのは、ノルウェーのアートです。

ノルウェー絵織物展 Bunkamura Gallery

ノルウェー伝統絵織物は、ヴァイキング時代(9〜11世紀)から続く伝統的な工芸品です。17〜18 世紀にはフォークアート(農民文化)として確立、今も同じ手法で受け継がれています。昔は厳冬期の屋内の保温に使われましたが、手づくりの絵織物は、金銀につぐ貴重な財産でもありました。その絵柄は、古典絵織物は多くが聖書から題材をとり、現代絵織物はノルウェーの自然や神話などをモチーフとしています。

2013年1月30日(水)〜 2月6日(水)10:00〜19:30 入場無料
Tel: 03-3477-9174  http://www.bunkamura.co.jp  
主催:矢吹恵子 / 北欧絵織物研究所

同時開催 : ノルウェー新進気鋭アーティスト ふたり展

ギャラリーでは、ノルウェーアーティストふたりの作品もご紹介しています。染色家ヒルダ・スカッフロードの透明感のある手染めの美しいシルクのストールや、ジュエリ―デザイナー、トリーネ・ロンネヴィーのオリジナルデザインによる魅力あふれる作品を展示販売いたします。

矢吹恵子 (Keiko Yabuki)
1966年、フェリス女学院短期大学卒業後、ノルウェー王立手工芸美術学校(現・王立美術教育大学)に入学し絵織物を学ぶ。71年に北欧絵織物研究所を設立、自らの創作活動の傍ら、大学やカルチャースクール等で制作を指導、ノルウェー絵織物の魅力を国内に普及。2007 年にはノルウェー王国より功労勲章を受章。著書多数。最新の個展は、2012 年の池袋西武百貨店での作品展。