上映作品

北欧パノラマ

ピンチクリフのクリスマス

 
(ジャパンプレミア)
 

■原題:Solan og Ludvig - Jul i Flåklypa■英題:The Christmas of Solan & Ludvig
■監督:ラスムス・A.シヴァートセン(Rasmus A. Sivertsen)
■声の出演:カーリ・アン・グロンスン(Kari Ann Grønsund)/Trond Høvik/Trond Brænne
■2013年 ノルウェー■76min
■言語:ノルウェー語(Norwegian)
■字幕:日本語
■2014年ノルウェーアカデミー(アマンダ)賞 最優秀児童・青少年映画賞

        [ユーロスペース]  2/8(日)14:00〜  2/9(月)11:30〜  2/13(金)21:10〜




ストーリー

ピンチクリフ村では、自転車修理工で発明家のレオドアとアヒルのソラン、ハリネズミのルドビグがクリスマスの準備をしていた。しかしその冬、ピンチクリフ村にはまったく雪が降っていなかった。新聞記者のプレーセンは、クリスマスには雪が降ると一面に書いたせいで、村人から責められ、売上げも急落していた。雪さえ降れば、売上げが伸びると考えた彼は、レオドアに雪を降らせる機械を作ってもらおうと訪ねて来る。しかし、自然に手を加えることは危険だと考え、また、彼の嘘に協力したくないレオドアはその依頼を断るが、好奇心からスノーマシーンを作り始め、見事完成させる。ところが、レオドアがいない間にプレーセンがやってきて、ルドビグを言いくるめて持ち去ってしまう。そして、ピンチクリフ村に雪を降らせるが、プレーセンはそれだけでは満足しなかった…。


作品紹介

ノルウェーの国民的パペットアニメ『ピンチクリフ・グランプリ』から38年。あの楽しい仲間たちが帰ってくる!
監督のラスムス・A.シヴァートセンは、1998年にセルアニメとして制作された、ピンチクリフシリーズの”Gurin with the Foxtail”にヘッドアニメーターとして参加。その後、パペットによるストップ・モーションアニメとして本作を制作。再びパペットのキャラクターに息を吹き込み、2013年のノルウェーの年間興行成績第1位の大ヒットを記録した。
約40年の間に技術も進化し、前作に比べると、キャラクターがキレイになっていて、動きもなめらかになっている。デジタルの技術を使用しているシーンもあるが、1,100のシーンを124,000の画像を使用し、11ヶ月かけて制作された。前作では、スクリーンからアニメーターの情熱や愛情がひしひしと伝わって来たが、本作ではそれらに前作への敬意も加わって、ファンも納得のクオリティになっている。レオドアのおもしろ発明品や、レースシーンのスピード感も健在!しかも、今回は臆病者のルドビグが大活躍!もちろん、『ピンチクリフ・グランプリ』を知らなくても充分に楽しめる。(細川)